仕事と家庭のどちらに比重を置くか

結婚している看護師が頭を悩ませる問題として挙げられるのが、仕事と家庭の両立です。看護師は日勤や夜勤など生活が不規則になりやすく、他業種以上に両立が難しいといわれています。無理なく両立させるためにはいくつかのポイントがあり、その1つが協力者の確保です。ここで挙げる協力者は、身近な存在と公共サービスの2つに分けられます。前者の身近な存在とは、文字通り夫や親、頼みごとができる間柄の友人などです。後者の公共サービスは、保育園やベビーシッターなどを指します。小さい子どもがいる家庭の場合、残業が入り定時に保育園へ迎えに行けないトラブルに見舞われるケースも珍しくありません。こうした問題が起きたとき、周囲の協力を得ることができればスムーズに解決することができるでしょう。看護師に限らず、共働きの家庭において周囲の理解は必要不可欠といえます。

そして、忘れてはいけないのが、自分の見つめ直しです。両立を続けていくとキャリアアップへの欲、家族と過ごす時間といったように、たくさんの選択肢が出てきます。全てを手に入れられるのであれば問題ありませんが、1日の時間が限られている以上、現実問題として難しいのが実情です。両方を手に入れようとして、どちらも中途半端になってしまう失敗例は少なくありません。仕事と家庭のどちらを大切にしたいかについてしっかりと考えて優先順位を決めることが、両立を成功させる秘訣といえるでしょう。